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大学一年生ブログ初心者です。基本的に自分の趣味について語っています!是非見て下さい!

110. 好きな歴史上人物 part12 (鳥居元忠&京極高次)

あまり知らない方やなんでこの二人?って感じの方が多数だと思いますが、今回はこの二人でやっていきます!

 

 

まずは軽くこの二人を紹介

 

鳥居元忠

徳川家康重臣。まだ家康が今川家の人質の頃から家康に仕え、信長が袋のネズミとなった姉川の戦い本能寺の変後信長の死に乗じて攻め込んできた北条を迎え打った天正壬午の乱などで決死を働きをし、家康からかなり信頼された人物。

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鳥居元忠 - Wikipedia

 

京極高次

京極高吉浅井長政の姉から生まれた嫡男。後にその浅井長政の次女である初と結婚した。大津城を拠点とした大名。姉である龍子が豊臣秀吉に嫁いだことから長らく豊臣家に仕えていた。

詳しくは下を↓

京極高次 - Wikipedia

 

 

関ヶ原の影のヒーロー達

さて、本題。この二人に共通することは間接的に関ヶ原に参戦し、影で活躍し、家康勝利に導いた人達なのです!

ということで、関ヶ原の戦いへの一連の流れをおさらいながら今回話したいこと話していきます!

 

上杉景勝重臣直江兼続による家康を煽った文

直江兼続は秀吉死後横柄な態度を取り続ける家康を煽った手紙いわゆる直江状を家康に送りました。(きちんとした理由はありますが、今回は省略)

これに乗じて、一気に豊臣方の大名を片付けるチャンスだと思った家康は上杉家が豊臣家に反旗を翻したという形上の理由をつけて会津征伐に向かいました。そして、家康が関東に行くことで大坂が空き、それにより石田三成が挙兵すると見込んだ家康は決死隊として唯一の家康方として伏見城に長らくの重臣鳥居元忠ら1800人を置きました。そして、大坂から関東に向かう際に必ず通る大津城の京極高次に寝返り、決死の覚悟で戦うよう催促しました。

 

三成の挙兵

家康の会津征伐によりほとんど空っぽ状態となった大坂。そこで石田三成はこれを好機と捉え、挙兵しました。西日本の殆どの国衆は形上ではあっても味方をし、まずは関西唯一の家康方の城である伏見城を攻めました。三成方4万に対して鳥居軍は1800人で伏見城に立て篭もりました。しかし、その篭城戦もむなしく13日後には開城を許し、鳥居元忠は自刃しました。西日本唯一の徳川方として決死の覚悟で戦った鳥居元忠を家康は後に絶賛したと言われます。

 

家康軍引き返しへ

会津征伐のため、家康は関東の小山に陣を張っておりましたが、伏見城の戦いを受け直ちに石田三成を謀反人として最優先して征伐することとなりました。そして上杉方と対峙するのは伊達政宗に任せて運命の地関ヶ原に向かうこととなりました。総大将は嫡男徳川秀忠として中山道を秀忠軍が東海道を家康軍が進軍することとなりました。

 

大津城の戦い

伏見城の戦い後、三成は東へと進軍していました。そして、軍を二つに分け、先方隊の石田三成軍と毛利輝元らの参戦を促すために遅れていた立花宗茂軍に分けました。石田三成方はなんなく大津城を通り、関ヶ原へと向かいましたが、立花宗茂方が通る時、突如として京極高次らの大津城が反旗を翻したのです。

西軍側は毛利元康を大将とし、それに立花宗茂、小早川秀包、筑紫広門ら九州方面の諸大名の軍勢を中心とした総勢1万5000人の軍勢をもって、慶長5年9月7日より大津城に対して包囲攻撃を開始しました。しかし城攻めは捗らなかったのです。攻めあぐねた寄せ手は、13日には大砲を城内に撃ち込みました。砲弾は天守にも命中、城内は混乱となり、高次も防戦しますが、ここに立花勢の先鋒大将・立花吉右衛門が一隊を率いて城壁に取り付きました。

高次をはじめとする京極勢は、木食応其の仲介により9月15日に降伏して大津城を開城しました。最終的に大津城の陥落は軍事力による制圧ではなく、大坂城からの使者からの説得に高次が応じて降伏、開城しました。

 

ここまでだと単なる負け戦をし、そして負けたようにも思えますが、このまさに硫黄島の戦いのような戦いによって、この立花宗茂方は関ヶ原の本線に間に合わずして敗戦することになったのです。

 

この二人は……

鳥居元忠京極高次。あまり知られてはいませんが、この二人の献身的な戦いがあったからこそ本線に出る西軍の数を減らし、東軍勝利を導きました。つまり、影の勝利の立役者ではないでしょうか?

同じようなことを真田が上田城にてやりましたね。むしろこっちの方がすごかったですが……

 

 

影の立役者。歴史において見捨てられがちですが、それをクローズアップするのもまた面白いのではないでしょうか?(大河ドラマなどで)

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。良かった読者になって下さい。よろしくお願いします。次回は大坂の陣で暴れた毛利勝永&真田幸村です。お楽しみに!

 

 

では……