78. 歴代大河ドラマはまり役集
今回はこれまで見た大河ドラマにおいての個人的なはまり役を話したいと思います!
これまで見た大河ドラマはこれ↓(見た順)
(薩長同盟以降から)
(現在放映中)
(生では見てません。後から見ました)
(生では見てません。今見てます笑)
(大河ドラマ見てない人でも主演の俳優さんわかるかな?笑)
ということでこれらの作品の中から個人的はまり役言いたいと思います!
ちなみに放映年代で分けると
2008...4人
2009...1人
2010...2人
2011...1人
2012...0人
2013...0人
2014...2人
2015...0人
2016...3人
2017...0人
2018...1人
2019...1人
2020...1人
真田昌幸役の草刈正雄さん
(2016年大河ドラマ真田丸)
なんか田舎天才侍真田昌幸をまんまと演じてた気がします。織田信長倒れた後の主を転々とする時の真田家存続をなんとかした時の苦悩に満ちた演技は素晴らしかった。
瓜売りで敢えて下手な演技をする時も。
後は宿命のライバル徳川家康との対面、全て戦いでは勝っているのにも関わらず(三方原の戦い・上田合戦等々)、家康に下さなければならない理不尽さをも見事に演じていましたね。
徳川家康役の北大路欣也さん
(2011年大河ドラマお江)
なんというか北大路欣也さんのこのラスボス感。(7つの会議でもそうでしたが…)
僕にとって最初の大河ドラマでの徳川家康役。(世間的には津川さんの家康がいいですが、時代が違うのでねぇ)
なんというか北大路欣也さんから家康の偉大さを感じましたねぇ。そしてそれが今でも鮮明に覚えておりますわ。
織田信長役の江口洋介さん
(2014年大河ドラマ軍師官兵衛)
なんかかっこいい、江口さん。るろうに剣心でもそうでしたが、なんかかっこいい。なので、信長の偉大さというものをすごく感じられました。なのでいつの間にか織田信長=江口洋介さんのイメージが固まってしまった。
岩崎弥太郎役の香川照之さん
(2010年大河ドラマ龍馬伝)
香川さんらしさがやはり出てましたね。この龍馬伝において最初から最後まで重要になってくる岩崎弥太郎。それを情熱的に演じておられました。
今でも最終回龍馬暗殺の計画を知りながらも見過ごしてしまった後悔さ、そしてその後龍馬がいればもっと世の中面白くなっていた。大嫌いでありながらも一番大好きな人間だと言ってた場面は今でも印象深く残っています。
嘉納治五郎役の役所広司さん(2019年大河ドラマいだてん)
この大河ドラマ僕にとって初めての近現代ということで、期待してました。そして、ある程度期待に応えてくれそして面白かったです。その理由はやはり役所さんの嘉納治五郎の演技の張り切りさでしたね。幻の東京五輪を決めた時やそれを最後まで諦めていなかった場面やその名言が後世へと伝えられたシーン。日本スポーツ界の父と言われる嘉納治五郎を見事に演じていて素晴らしかったです。
真田幸村役の堺雅人さん
(2016年大河ドラマ真田丸)
これはもうかっこいいに尽きます。この大河ドラマではじめて堺雅人を見たのですが(半沢直樹見てないんですよぉ泣)、もう圧倒されましたね。
真田丸序盤はなんか現代語しか使わないし、つまらないなぁと思うっていたのですがねぇ。織田信長倒れたあとからだんだんと面白くなって、もうクライマックスの時なんか毎週日曜8時が楽しみで仕方ありませんでした。(ここ10年大河ドラマ見てますが、こんな現象が起きたのはこのときだけですね)
とにかく、大阪の陣の時の幸村(堺雅人)が最高にかっこよくて魅了されましたね。
徳川家定役の堺雅人さん
(2008年大河ドラマ篤姫)
なんと二人続けて堺雅人さん!
この時は堺雅人さん真田幸村とは恐らく真逆の性格を描いた徳川家定を演じておりました。徳川家定は恐らく精神病または発達障害を持っていたと言われていますが、それを上手く演じていたのが堺雅人さん。(なかなか難しい役なのになんでこんなにも演技がすごいんだ)
ちなみに、堺雅人さんは大河ドラマに三回出ており、それぞれ「新撰組!」の山南役と「篤姫」の家定役と「真田丸」の幸村役。
堺雅人さんの役者幅の広さに驚きます。
豊臣秀吉役の竹中直人さん
(2014年大河ドラマ軍師官兵衛)
これ以前でも、大河ドラマ「秀吉!」で豊臣秀吉役をやった竹中さん(勿論世代が違うので見てませんが、親曰く面白かったらしいです)。天下統一前までの竹中半兵衛や黒田官兵衛との仲の良さ。そして統一後のおかしくなっていく様を見事に演じていましたね。
幾島役の松坂慶子さん
(2008年大河ドラマ篤姫)
何故かかっこ良さが残る松坂慶子さん。篤姫の教育係として、薩摩の田舎姫から将軍家の妻もしくは大奥のトップまで育て上げた課程を素晴らしく描いておりました。最初は厳しく凛々しく篤姫に教えていましたが、その後は篤姫の精神的支えとして優しく演じていたのが素晴らしかったです。
島津斉彬役の渡辺謙さん
(2018年大河ドラマ西郷どん)
渡辺謙で大河ドラマと言えばもはや独眼竜政宗しか出てこない人がいると思うんですがねぇ、世代が違うので見ておりませんからどのように凄かったのかわかりません!(笑)
それでも、fukushima50や硫黄島の戦いやラストサムライ等見ていれば、一般的な一流俳優とは次元が違いすぎる渡辺謙さんですよね。(そう考えるのは渡辺謙が好きな父親の影響かな?(笑))
そして本題に戻って斉彬を演じた渡辺謙さん。まさかの西郷どんの序盤、個人的に主演であるはずの西郷隆盛役の鈴木亮平よりも渡辺謙さんの方が目立ってしまっている感じがして、どっちが主演かわからなくなるくらいオーラがありすぎて...
まあ、西郷隆盛の考え方に大きな影響を与えた人として見事に演じており、感服しました。さすが伊達政宗!(笑)
坂本龍馬役の福山雅治さん
(2010年大河ドラマ龍馬伝)
僕にとっての最初の大河ドラマ龍馬伝。見始めたのか薩長同盟以降なので、ほんとにクライマックスしか見てないのですがねぇ。流石僕に歴史を好きにさせるきっかけを作ってくれた作品です。
ほとんどは昔のことなので忘れてしまいましたが(キャスト見て広末涼子なんていたっけって感じでした(笑))、本当に永遠に残っているシーンがあります。
まぁ、それが最後の龍馬暗殺のシーンです。
テロップ事件などで別の意味で炎上してましたが、それはいいとして。
今作品では、暗殺の実行犯を今井四郎ら京都見回り組とした上で、計画黒幕は不明としてますが(実際は実行犯を決めつける証拠はなく、今井四郎ら京都見回り組の自白によるのみだけ。まぁ本当の実行犯は龍馬と共に襲われながらも暗殺後三日間生きた中岡慎太郎しかわからない......。そして黒幕は本当にわかっていない。個人的にも龍馬を恨んでいる連中はいたとしても、あのタイミングでやる意味がわからない。ちなみにこの事について今度記事化します。)、その龍馬が斬られながらも最期まで力を振り絞って戦っている姿は今でも鮮明に覚えております。
もう本当に、福山雅治=坂本龍馬のイメージが全く離れません(笑)。
徳川家康役の内野聖陽さん
(2016年大河ドラマ真田丸)
ネットで年齢不祥とまで言われた内野さんの演技。主人公が真田幸村なので悪役となっていましたが、その悪役を見事に演じておりました。三方原の戦い(真田昌幸は当時武藤家の養子として作戦参謀をとり、家康を追い詰めた)や二度の上田合戦で負けながらも自分の方が身分的に上なのでそれを利用して真田を追い詰めたところも上手く演じていました。
大河ドラマ風林火山で主人公山本勘助を演じたこともある内野さん。恐るべし。
島津斉彬役の高橋英樹さん
(2008年大河ドラマ篤姫)
基本的には先程の渡辺謙さんと同じ理由です。このきちっとした感じ。篤姫には常に勝手に狩り立てた後悔をしながらも、きちんと父親的役割(?)を果たしていた感じ。
思うのですが、篤姫に出ている俳優陣って基本的に視聴者を惹きつけるような演技をしますね。すごく好きです!
斎藤道三役の本木雅弘さん
(2020年大河ドラマ麒麟がくる)
カッケェ。これに尽きます。さすが本木さん笑。今放映中の「麒麟がくる」ですが、斎藤道三が息子との戦いに敗れるまで、基本的に主演の長谷川さんよりも目立っていた気がします。とにかくかっこいい。それ上、偉大的発言をするのでねぇ。これからの明智光秀に大きく影響を与えたことでしょう。
今後の「麒麟がくる」に注目です!
直江兼続役の妻夫木聡さん
(2009年大河ドラマ天地人)
今現在進行形で見ている作品です(今、関ヶ原が終わった辺りです)。世間的に直江兼続が有名になったのはこの「天地人」以降だということらしいです。上杉謙信を師匠として武士として成長していく所やその後の上杉景勝を全般的に支え、そして関ヶ原敗戦後は自分の家を潰してまで上杉を守ろうとする姿は流石です。
元々個人的に直江兼続が好きだということもありますが、妻夫子さん流石の演技です。
篤姫役の宮崎あおいさん
(2008年大河ドラマ篤姫)
やっぱり最後はこれしかありません。誰もが評価するだろうこの作品。21世紀の大河ドラマ作品史上最高に感動そして面白かったとも言われ、2008年北京オリンピックがあったのにも関わらず(東京と北京の時差は一時間なので所謂競技のゴールデンタイムでもある北京時間19時は日本の20時でしたので、当初視聴率が危ういのではないかと言われていました)、全話20%も達成した(ちなみにこの作品以降の最高の平均視聴率は龍馬伝の18.7%、真田丸16.6%と続く…)この作品は、どうしてこんなにも人気なのでしょうか?
まぁ、1番の凄さは誰が何と言おうともやはりこの宮崎あおいさんの演技力でしょうね。
放映当時22歳一ヶ月と今でも史上最年少での主演となった宮崎あおいさん。(ちなみに2位は義経役の滝沢さんの23歳です)放送前は若いや細いや篤姫としての功績がないから圧倒的ネタ不足と言われましたが、それを見事に吹き飛ばしました。
何が凄いのか?
やはり無性に人を惹きつける宮崎あおいさんの演技力。そして篤姫10代だったら10代らしい演技、20代だったら20代らしい演技、30代だったら30代らしい演技、そして40代だったら40代らしいとその時々によって使い分けられる演技力の高さ(それを22歳がやってるという驚異的事実)。作品を続いてクライマックスに近づけば近づくほど演技が成長し増す。そして、夫13代将軍徳川家定との絶妙なコンビネーション。
放映12年が経って初めて見ましたが、なんかこれが大河ドラマかって感じがして衝撃的でした(未だに余韻に浸っているようです。大河ドラマで余韻って聞いたことないなぁ笑)。
「葵・徳川三代」以降ネットの普及しはじめに伴い、以前に比べて落ち始めていた視聴率を巻き戻した「功名が辻」「風林火山」「篤姫」でしたが、これ以降さらに視聴率が落ちていくことになります(一部の人は篤姫が最後の本当の大河ドラマだと言う人もいますしねぇ)。そして2019年大河ドラマ「いだてん」で史上初めて平均視聴率一桁になってしまいました。この後、もう一度大河ドラマを蘇らせる作品は現れるのでしょうか?
まとめ
大河ドラマを人気にさせるには個人的に大きく言って二つ必要だと思います。それは、、、
- 主人公の功績又はネタ数
- 務める主演の演技力と優秀な助演
だと思います(ちなみに後者で全て賄ったのが篤姫だと思っています)。
個人的にも最近の大河ドラマはアイドルを出したりと(2019年大河ドラマ「いだてん」では元AKB 48の川栄さん、2018年大河ドラマ「西郷どん」では同じく元AKB 48の柏木さんなどを出している)それでそのファン層を視聴させようと所謂釣り作戦をしているNHKですが、そんなんでいいのでしょうか?個人的には今の大河ドラマは悪い流れだと思っています。
又、今までの大河ドラマは所謂時代劇というものでしたが、2016年大河ドラマ「真田丸」以降所謂歴史初心者でもわかるようにあえて現代語を使ったりと変化が見られます。
これも未来へと繋ぐのに必要なことだろうか?大河ドラマの当初の目的は時代劇系ドラマではなかったのでしょうか?
色々と疑問がありますが、それでも私は大河ドラマをこれからも見ていきたいと思います。
これからの大河ドラマに期待!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。長くなりましたがお疲れ様でした。良かったら読者になってください。よろしくお願いします。
では……