168. 俺史上最高の小説・「告白」(湊かなえ)
いやぁ、中学二年生の時この本を読んでかなり衝撃的だったの覚えてます。
今回は、僕が読んできた小説(小説ブームは小学校5年生ぐらいから中学3年生まででした)の中で最も面白かった作品である、湊かなえ作「告白」のどこが凄かったのかを話していきたいと思います。
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独特の状況
この小説、一言で表すと「学園サスペンス」です。
学園ものとサスペンスもの、なかなかこの二つが結びついた作品ってあまりないですよね。
そして、この本はクラスの担任の先生が自分のクラスメイトによって自分の娘が殺されたというぶっ飛んだ設定から始まります。
ここら辺のところ独特ですよね
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見たことのない描かれ方
これが一番衝撃的でした。
なんと普通の本みたいにページが進むと同時に出来事(展開)が進んでいくのではなく、各章ごとに同じ一つの出来事を描いているのに主人公を変えていくという同じ出来事を違った目線から書くという斬新な書き方なんです。
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ネットユーザーを登場させる
「告白」発売当時(2008年)、まだ斬新的だったネットユーザー。小説内ではそのネットを巧みに使う登場人物がおり、重要人物となっております。(笑)
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衝撃の序章
この小説、始まりはいきなり「告白」から始まります。
えっ、告白から始めたらそこで物語終了では?
って思うかもしれませんが、最初に告白するからこそこの小説が面白かったのです。
この小説にはとある事情でエイズ問題が出てきます。
エイズ問題が流行っていた当時(少し前か…)の社会的事象をもとにしているかもしれません。
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生徒の暴走度
これに関して話したらネタバレになるので話しません(笑)!
しかし、想像を超えてる!!!
このくらいかな?
本当に読んだ当時あまりにも衝撃的で何度も読み返してました。
ぜひ皆さんも読んでみて下さい!!!