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大学一年生ブログ初心者です。基本的に自分の趣味について語っています!是非見て下さい!

36. 夏目漱石「こころ」 〜これが三角関係か…〜

まぁ突然なんですけど今回は夏目漱石の小説「こころ」の感想を読んでいきたいなぁと思います。こころの表紙↓

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なんで突然?って思う人もいらっしゃると思いますけど、僕は中2の時に一回読みましたが、今回この冬休みなんと、学校の課題図書として「こころ」をもう一回読みました。そうすると、以前よりもより詳細に理解して、そして同情的に読むことができたような気がしたので今回記事にしました。

 

まず内容を知ってる前提で進めるのであらすじを知らない人は以下をポチッと↓

夏目漱石『こころ』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!|よなよな書房

 

 

極端にいうと上、中いらないくらい下が一番の肝となっています。

 

 

この物語の大テーマは三角関係。(多分発刊当初の人々はもう一つあったと思う。それは明治が終わったということ。)

 

 

まぁ中高を男子校で過ごしている筆者にとって恋を真面目にやったことがあるかというと皆無です。(小学校で好きな人とかはいたけど…)それでも「私」の気持ちはなんとなくではありますけどわかります。

 

 

ということで今回はこの本を読んで大きく感じたことを二つに分けて話していきたいと思います。(これから私といえば「こころ」の主人公のことを僕と言えばこれを書いてる筆者つまりmeのことを指しています。困惑しないでくださいね〜)

 

 

その一

私は個人的にものすごく繊細なタイプなのだと思います。実際僕ももそうです。僕もこの十年にわたる学生生活の中で常に人に嫌われないように動いてきました(特に小学校時代)。もし嫌われてしまったら、すぐに仲直りしたいとすぐに謝りに行ってるようなタイプでした。つまり人との関係が完全に良くないといけないタイプ。

今回この本において私はKとの恋人の奪い合いに勝ちましたが、実際卑怯な手を使った私にとってKがどのように感じているか気になっていました。しかし、それがわからないうちにKは自殺しました。それでショックを受けた私は何を考えたのか?

そうKに許してもらいたかったのです。

死んでいるのに?と思う方もいらっしゃると思いますが、まさにその通りです。

そう死んでいるからKに許してもらえないのです。この矛盾を抱えたまま過ごしていた私はそれでもなんとしてでもKに許してもらおうと方法を考えたのです。そして私なりに答えが出たのです。それが私の自殺でした。

ええっ?って思うかもしれませんが、自分も死ねばそれでチャラと考えたのです。

まぁ僕以上に繊細だったのでしょうね……

 

 

そのニ

明治の終わりがこのテーマです。そう先程のように思い悩んでいた私にある重大出来事がありました。そう明治天皇の死です。そしてその一ヶ月後の乃木希典陸軍大将の殉死でした。殉死ってきいてなんで死ぬんだと思いますが、個人的に殉死は古代中国王朝殷王朝の考え方に似ていると思います。どういうことかと言いますと、殷王朝では王が死ぬたびにそれを支えてきた家臣達があの世でも王をお守りするため王の墓に生き埋めにされていたということです。そう、殉死も天国で明治天皇をお守りするために私(乃木希典大将のこと)も死なねばと思ったのでしょうね。明治天皇それから乃木希典の死により一つの時代が終わった当時、私も感じたのでしょう。私も明治の人間だということを。だからある意味いい機会だと思って自殺を図ったのだと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。良かったら読者になってくださいーよろしくお願い申し上げます。

 

 

では……